2020年9月16日水曜日

Apple純正ライトニングケーブル保護カバー

 家では家族合わせて3台のiPhone(それぞれ別の機種)があるのですが、ここ数年ちょっと困ったことがありました。それがこれ。


こちらiPhoneを購入するとついてくる純正のライトニングケーブル(Lightning to USB)、iPhoneやiPadで充電するときに使用するケーブルになります。充電や抜き差しをしていると劣化するらしく、特に抜く際は先端の白い端子の箇所ではなく、線をもって抜くことが多いようで、写真のように根元から劣化していくようです。
 みんなもそうなのかなと思い、検索してみると結構同じ症状の方がいらっしゃるようで、樹脂製のカバーも販売されていることがわかりました。でも、ちょっとチープなような気がしており、ならば、アルミの削り出しで自分で作ってみようと思い、構想を立ててみました。iPhoneの筐体もアルミの削り出しで製作されているものですので、相性はバッチリのはずです。(iPhoneX,11proはステンレスの削り出し)製作の際の条件は、「あまり大きなものにしないこと」、「カバーをもってケーブルを抜き差しできること」、「切削の魅力を見せること」です。

 まず、うちにあるライトニングケーブルを8本ほど採寸したんですが、思ったよりもケーブル端子部分の精度が悪く、まず、最初につまづきました。恐らく、ロットによって個体差があるのかと思います。現行で、単体のライトニングケーブルは3,4年ほどまえのものに比べると精度が上がっている気がします。一応、大幅に超えているものは参考までにして、図面化してみました。それがこちら。



ケーブルを2枚の板で挟み込み裏からねじでとめる方式を考えました。厚みがかなり薄くなる箇所があり、加工時の心配事になりましたが、「あまりおおきなものにしないこと」という条件からはずれてしまうため、こちらは現行のほとんどのiPhoneの厚みよりも薄いものにしました。(現行のiPhoneは7mm以上あります。)
サイズ的には厚み7mm幅はライトニングケーブルのライトニング端子反対側のUSB端子とほぼ同じ幅です。

できたのがこちら。




それほど深くないですが、手で持ちやすいようにくぼみをつけてみました。雷マークも。裏は皿ねじでとめてあります。



iPhone7、iPad mini4に接続した様子です。真ん中の写真は色味の関係でちょっと変わってしまいしましたが、iPad mini4の忠実に色の再現ができています。

製作して色々問題点がわかりましたので、それを反映させて次回また製作をしてみようと思います。


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