2018年12月31日月曜日

ヘッドフォンアンプ用リアパネル(A5052)

今回はヘッドフォンアンプ用のリアパネル(A5052)のアルミ加工をさせて頂きました。
オーディオですとこのリアパネルとフロントパネルを作ることが多いです。特にこのヘッドフォンアンプ周りは弊社の加工サイズにあっているのか製作が多いものです。

2018年12月28日金曜日

エンドミルのはなし。

エンドミルのはなし。
アルミプラスではフライス加工という加工方法で加工を行っています。これは固定した材料に対して、回転する刃で削り出す方法です。フライス盤は英語ではmilling machine(ミリングマシン)と呼ばれています。
一般的に金属加工の工具といえばドリルを思い浮かべるのではないでしょうか?ドリルは先端が尖っていますが、このエンドミルはちょっと違います。

2018年12月27日木曜日

穴のはなしその2

穴のはなし。
前回、穴のはなしをさせて頂きましたが、ちょっと特殊な事例がありましたので、ご紹介します。今回は皿穴+タップ(ネジ穴)です。あまりやらない加工で、思い出しても2,3回くらいです。完成形はこちら。

年末年始のお知らせ

アルミプラスの年末・年始の休暇は12月30日から1月3日となっております。メールでのお問い合わせは承っておりますが、お返事が遅くなるかもしれません。ご了承下さいませ。

 今年ものこり僅かですが、宜しくお願い致します。

2018年12月26日水曜日

ウエスのはなし。

ウエスの話。作業上、欠かせないものひとつにウエスがあります。油をつかって加工を行っていますので、その都度の拭き取り、洗浄後の拭き取りとよく使います。販売されているのものは、大きなもので、使いやすいサイズに裁断しています。
このウエス、今では布の他に紙などもありますが、やはり昔ながらの綿100%のウエスを使用しています。混じり物があるとうまく油を吸ってくれないからです。僕が仕事をはじめたころはウエスはほとんど買いませんでした。昔は下着はほとんど綿100%。使い古した下着やTシャツはウエスいきになり、また、近所の人が子供のおむつの布をもってきてくれたりと十分たりていました。特に子供服は回転が速いので、ウエスが沢山できたのですが、最近は速乾シャツや温か肌着などの化学繊維系のものが増えたので、ウエスに使えなくなっているのが現状です。

2018年12月24日月曜日

マスタースレーブ式ハンド(A5052)

今回は「マスタースレーブ式ハンド」という部品をご紹介させて頂きます。弊社が製作した材料はA5052です。2012年よりお付き合いをさせて頂いておりますお客様がいらっしゃいまして、以前から何を製作されているのか疑問に思っておりました。加工内容的にはサーボモーターが付くので、初めはNCを作っているのかと思いました。しかし、年月を重ねていくうちにちょっと違う部品も増えてきたので、ある日、たまたま電話をすることがあったので、用途を伺ってみました。答えはマニピレーターということで、おーそれは是非紹介したいということで頼んだところ快く引き受けて頂きました。僕は全然分かりませんので、完成後、写真と説明をお願いし、今回に至ります。
装置全景です。

2018年12月22日土曜日

インパクトドライバーのはなし。

インパクトドライバーのはなし。
こちらに越してきて6年経ちますが、新工場は内装の下地がアルミで、トンカチで釘を打つというわけにはいかず、早々に手作業はあきらめてインパクトドライバーを購入しました。はじめに購入したのはホームセンターで購入した廉価なもの。全然力がなく、ビスが入っていかず、フラストレーションが溜まってしまいました。これじゃダメということで購入したのがボッシュのインパクトドライバーです。

やっぱり、違いますね。ビスもスルスル入っていきます。ホントはブルーのものが欲しかったのですが、偶にしか使用しないので、こちらで十分満足しています。18Vの電池が共有できるので、庭の剪定用のセーバーソーも使っています。こちらの方が使用頻度は高いです。
 川崎に住んでいた子供頃、近所にボッシュの配送センターがありました。その頃は何の会社か分かりませんでしたが、ロゴがカッコ良かったのが印象的でした。業務内容を知った今では、ロゴを見るだけでワクワクします。皆さんはロゴを見るだけでワクワクする企業ってありますか?

四角い板を削って色々なものを作ります。 アルミ加工のアルミプラス

2018年12月20日木曜日

穴のはなし。

穴のはなし。
穴の種類って結構あります。通常の穴、皿穴、ザグリ穴、長穴、タップ穴、テーパー穴など。穴をあける道具もドリル、エンドミル、リーマ、タップ、面取りドリルなど沢山あります。それぞれ用途にあった加工法で加工を行っています。
こちら一般的な穴です。こちらはもみつけをしてドリルで加工を行っています。
これがもみつけした様子。

2018年12月19日水曜日

のはなし。(アルミプラス編)

のはなし。といえばこれ。伊集院光さんのエッセイ集です。
数年前にはまって読んでいました。このエッセイ、特徴的なのはあいうえお順でそのお題に関して書かれていることです。例えば、あの一番初めは「あそこが痒い」の話という具合。しかも辞書みたいに本の横にはあ行、か行などのしるしもあって、面白い本です。ちなみに写真右側が「のはなし にぶんのいち~イヌの巻」左側が「のはなし にぶんのに~カニの巻」です。
面白そうなので、僕もアルミの加工まわりでできないかと思い、はじめようか思います。パクリではないですよ。まねっこです。


アルミプラスの加工材-A6061(板材)

 アルミプラスで加工している材料をご紹介します。今回はA6061板です。A6061はそれほど弊社では加工は行いませんが、個人的にはアルミの中でも好きな材料です。20年ほど前に某電気会社の宇宙開発の材料として支給され加工を行っていました。その際は支給材一つ一つにシートナンバーが記載されておりました。その頃は宇宙と聞いただけでテンションが上がってしまいましたが、今では自転車等のフレームによく使われて、子供の乗っている自転車にもこのA6061が使用されていました。従来、A6061は車両や航空機部品などの構造材として使われてきました。今では半導体製造装置や一般機械部品、治具などにも使われています。
 A6061は6000番系のアルミでアルミ-マグネシウムーシリコン系の合金で、以前ご紹介したA6063とは兄弟ですが、その機械的強度は大きく異なります。耐食性が高く、熱処理系の板材の中ではアルマイト性も良いです。(A6063は棒材)
入荷した切り板の状態のA6061。弊社に入ってくる材料は茶色のビニールが貼られています。

2018年12月17日月曜日

フロア型アームライトの部品(A7075)

今回はフロア型アームライトの部品のアルミ加工を行わせて頂きました。材料はA7075です。フロア型アームライトの組み立て部品が壊れた(M8のねじがバカになって、上部が脱落した)そうで、購入されて30年ほどの製品で廃品種のためサポートが終了になっているが、気に入っているので使い続けたいということでご依頼されたそうです。
こちらが破損した部品。
こちらが弊社で制作した同パーツ。

2018年12月14日金曜日

930アラーム FANUC

 おとといの水曜日の夜、機械で加工を行っていてバリ取りを行っていると、僕の使っているロボドリルが大人しくなり、振り返ると画面には写真のような930アラームが出ておりました。
なんじゃこりゃと思い、マニュアルで調べるとCPUの不具合かマザーボードの不具合とのこと。とりあえず、電源を落とし、再度電源投入。なにもなかったように立ち上がり、ひとまず、ほっとしていたらしばらくしてまた同じアラーム。何度も何度も電源投入も同じアラーム。おいおいまだ、明日納品するものが終わっていないのに。時間がないので、あまり使わない汎用機で仕上げることにして、その加工は終えました。

2018年12月13日木曜日

おニューのプラハン。

 加工をする時に大事な道具としてプラハン(プラスティックのハンマー)があります。その頭が大分へたってきたので、交換しました。
 写真のようにひび割れがおきています。加工をするときに材料を固定し、その材料を正確に位置だしするために、プラハンで叩きます。実際は材料の上にアクリルを敷いてその上をこのプラハンでたたきます。アクリルをしくのはアルミが傷つかないようにするためです。間違って、ハンマーと材料の間に切り粉が混入すると打痕となってしまい不良品になってしまいます。叩くとその材料の直角具合などもある程度分かります。これはあまりやりたくないですが、異物が混入したときも音で分かります。良く鉄道の線路やプラントなどでハンマーを叩いて検査をしていますが、あれにも似ています。

2018年12月10日月曜日

相撲ロボットパーツ(A7075)

先日、ご紹介させて頂いたロボット相撲パーツの外側板に引き続き、底板のアルミパーツも製作させて頂きました。材料はA7075です。
お客様よりパーツの写真と嬉しいご感想を頂きましたのでご紹介致します。 
写真は前回製作させて頂いた外側板も組み合せたものです。



ご使用のご感想 お世話になっております
 底板をお送りいただきました、Tです。
本日受領いたしました。

2018年12月6日木曜日

例えるならザクです。

いきなり変な題名ですが、機械のお話です。アルミプラスで一番新しい機械はファナックのロボドリルα-T14iAなのですが、こちらもう20年選手です。現在、α-DiBなので、こちらをファーストガンダムの1年戦争になぞりますとうちのがザクとしますと最新のものはゲルググあたりでしょうか。
ちなみに写真左となりのものは旧ザクあたり。

アルミプラスの加工材-A5052(板材)

 アルミプラスで加工している材料をご紹介します。今回はA5052板です。A5052は弊社のようなフライス機械加工では一番ポピュラーな材料になります。アルミプラスで最も加工の多い材料です。A5000系はアルミにマグネシウムを添加した合金、非熱処理系の材料になります。A5052は中程度の強度ですが、耐食性、成形加工性、溶接性もよい材料です。コストもおそらくA6063の次に安価な材料になりますが、切り売りをしてもらえるので、数が多くなければ断然こちらが安い材料になります。
A5052板

2018年12月3日月曜日

リカンベントBB取付アダプター(A5052)

 今回は自転車パーツのアルミ加工を行わせて頂きました。材料はA5052です。
 リカンベントという自転車をご存知でしょうか?座席についた背もたれに寄りかかり、ハンドルより前方にあるペダルを漕いで進む自転車(大辞林より)。偶に寝ころんでいるような形で漕いでいる自転車を見かけます。この自転車です。このリカンベントのBB(ボトムブラケット)取付アダプターを製作させていただきました。写真ではちょうどキャップスクリューネジをつかって挟み込んでいる上下のパーツになります。(赤のアルマイトが処理されています。弊社ではアルマイトの受託加工は行っておりません。)

2018年11月29日木曜日

ブラケット(A5052)の製作のご感想。

お客様より嬉しいご感想を頂きましたのでご紹介いたします。
A5052にてブラケットを製作させて頂きました。
「お世話になっております。
Iです。
加工を頂いた製品、昨日無事に手元に届きました。
開封してびっくり。
想像以上にピカピカで精度も見栄えも大変満足の仕上がりです。


アルミプラスの加工材-A6063(平角棒)

アルミプラスで加工している材料をご紹介します。今回はA6063平角棒です。A6063はお家の中でも見られる身近な材料です。たとえばアルミサッシはこの材料です。ホームセンターなどで販売されている棒材もこれが多いです。押出加工に優れており、平角棒、四角棒、等辺アングル、不等辺アングル、チャネル、平角パイプ、四角パイプ、丸パイプなど沢山のバリエーションの規格材があります。これに加えてアルミサッシなどの形状もありますので、無限ですよね。
A6063


2018年11月26日月曜日

相撲ロボットパーツ(A7075)

 アルミプラスでは開設当初からロボット関連では川ロボ、相撲ロボットのアルミパーツを数多くお手伝いさせて頂いております。今回は相撲ロボットフレームの外側板のアルミ加工を行わせて頂きました。材料はA7075です。
パーツの写真と嬉しいご感想をお客様から頂きましたのでご紹介いたします。


ご使用のご感想 「 お世話になっています。 先日外側板をお送り頂いたTです。 土曜日に受領致しました。

2018年11月19日月曜日

カメラ部品(ベース金具)

今回は望遠鏡にコンパクトカメラを接続するためのベース金具のアルミ加工を行わせて頂きました。既製品のレール(Nikon DSB-N1)に本来対応していないカメラ(SONY DSC-RX100M2)を搭載するために、高さと三脚穴の位置を調整したベース金具を製作したいというご依頼でした。形状は凸形状で写真で光っている部品がこちらのベース金具になります。


2018年11月12日月曜日

A7075板(本日の加工材)

 本日の加工材は、A7075。このA7075はアルミの中でも王様のような位置づけだと思います。アルミの中でも最高レベルの強度を誇り、別名が超々ジュラルミンと呼ばれています。このA7075は日本で住友金属が開発したもので、零戦などにも使用されました。

2018年11月11日日曜日

アルミパネル


今回はアルミの加工を行わせて頂きましたので、ご紹介いたします。
 ケースのサイドパネルの製作を行いました。
はじめの写真はサイドパネルがない状態です。
この空間にアルミパネルを取り付けた様子。

2018年11月8日木曜日

追加工はなかなかです。

 お問い合わせを頂く中で、多いものが既存のものに対して穴を広げて欲しい、穴を増やしてほしい、端っこを削って欲しいなどいわゆる追加工というものが、多いです。この追加工、言葉では簡単なのですが、実際にやると結構難しいんです。削り出しは除去加工と呼ばれていますが、これはある塊から実際の形状に何度かの段取りを踏んでする引き算の加工方法なんです。複雑な形状などですとこの引き算の方法を間違えると正規の形状にならなくなります。ですので、図面をみてある程度、加工の順番を考えて行っています。ですので、追加工となるとこの順番が覆ることも出てくるんです。

「ものづくりものがたり SCENE03 Power Mac G4」

小池製作所での「ものづくりものがたり」。小池製作所ウェブサイトでは「ものづくりものがたり」というコンテンツがあります。ウェブサイトを通してものづくりを行っていると様々なことに出会います。そんな出会いを通じて製作した作品をご紹介しています。今回、更新分はPower Mac G4 Cubeの拡張パーツのお話です。「ものづくりものがたり SCENE 03」

2018年11月5日月曜日

照準器をカメラネジ(1/4-20)に取り付けるベース金具

 今回は照準器をカメラネジ(1/4-20)に取り付けるベース金具のアルミ加工を行わせて頂きましので、ご紹介いたします。
 製作経緯は通常は、アリ型・アリ溝(ピカティニー・レール)で雲台に取り付けいるそうなのですが、高精度な照準器により汎用性の高いカメラネジ穴をつける方法を模索されたいたところ弊社のサイトにたどり着いたとのことです。
 こちらはバードウォッチングや写真撮影の際に、超望遠レンズの照準器を使用されており、その為のベース金具を製作させて頂きました。ご使用の様子がこちらの写真です。

照準器の下のシルバーの部品が製作した部品です。

2018年10月30日火曜日

チェーンストッパー(自転車)

今回は自転車のチェーンストッパーのアルミ加工を行わせて頂きましので、ご紹介いたします。
製作させて頂いたパーツがこちらです。

2018年10月25日木曜日

Bindup

 先日、小池製作所のウェブサイトのリニューアルをしました。ウェブサイトの制作と運営は僕がやっています。16年ぶりに行ったのですが、そちらはBind 8(デジタルステージ)というソフトを使いました。その前はというとGo Live(アドビ)というのソフトを使っていました。アルミプラスのサイトはこのGo Liveでつくり、いまでも使っていますが、Googleの検索上位に対応するのはスマホ対応やhttpsなど、色々と状況も変わってきており、浦島状態の僕には勉強をすることが多く、いっぱいいっぱいの状態です。
 小池製作所のリニューアルで大分Bindにも慣れたので、最新のBindupというのを購入し、昨日、インストールをしたのですが、立ち上がるまでが異常に遅いんです。僕のPCが悪いのか、ソフトが重いのか。取りあえず、解説本付きなので、読み進めて様子をみることにします。
四角い板を削って色々なものを作ります。アルミ加工のアルミプラス。

2018年10月23日火曜日

アルミプラスのアルミ加工のお話(切削加工の色々編)。

初心に戻って、まず金属加工のお話を少しさせて頂きます。
 金属加工は主に除去加工と非除去加工に分かれます。除去加工というのは加工のときに切りくずがでるかでないかで決まります。除去加工には切削加工(いわゆる削り出しです。)や研削加工(こちらは研磨です。)があります。一方、非除去加工は、塑性加工(板金やプレスなど)や溶接、鋳造があります。それぞれの目的によって加工法を選ぶのですが、その加工方法によっては量産に向いていたり、試作に向いていたりします。アルミ加工もどうように目的や用途、注文数などによって加工法が異なってきます。

2018年10月19日金曜日

アルミプラスのふろくZにて復活

 ホントに大分間が空いてしましました。Bloggerで2005年の4月までアルミプラスのフロク、livedoorで2007年の9月アルミプラスのフロク2、そして2014年3月までMTにて。長続きがしておりませんが、一念発起にて復活させます。
しばらく、ウェブの更新作業をしていない間に以前とウェブの様式もかわり、戸惑うこともありまして、一番変わったのはやはりスマホ対応でしょうか。アルミプラスのサイトはモバイルフレンドリーではありませんとアラートがでてるんですが、いまさら大幅にかえるのは時間がかかるので、ためしに先日、10数年ぶりに小池製作所のホームページをリニューアルしました。だいたい感じは分かったのですが、今のアルミプラスのサイトの要素はなるべく残しておきたい気持ちがあるので、リニューアルには思案が必要です。それとBloggerもそうなんですが、httpsのサイトでないと検索順位が上がらないそうで、こちらも考えないといけません。
 前途多難ですが、とりあえず、仕切りなおしてはじめます。