A6061は6000番系のアルミでアルミ-マグネシウムーシリコン系の合金で、以前ご紹介したA6063とは兄弟ですが、その機械的強度は大きく異なります。耐食性が高く、熱処理系の板材の中ではアルマイト性も良いです。(A6063は棒材)
ビニールを取った状態。
近くで見るとこのような状態。
厚板になるとどうしても写真のように表面がぼこぼこになっています。熱処理系の材料はこれが顕著で板厚もバラバラなことが多いです。ですので、基本、図面の板厚があってもその上の材料を用意して 両面を削って表面を整えます。板厚がバラバラの場合はバイスで固定する時にパカパカという感じで浮いた箇所が発生し、その後の寸法だしが大変になります。ですので、面倒でもこの作業を挟むことで、精度の高いパーツを作ることができます。それと、ビニールが貼ってあっても結構表面が綺麗ではないんです。特に薄板(3mm)のものだと、そのまま使うこともあるので、このあたり、もう少し、製造や切り売りの段階で改善してもらうと有難いのですが。
表面を削った状態(A6061)
弊社ではA6061は日本軽金属の材料を使用しています。
四角い板を削って色々なものを作ります。 A6061のアルミ加工のアルミプラス。
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