このA5052は板厚のバリエーションの多さが特徴的です。他の材料ではないような板厚もラインナップされています。たとえば薄板ですと0.4,0.5,0.6,0.8など、主にプレスなどで使われる板厚があり、厚板ですと、通常15mm以上は5mm刻みになるのですが、16,18,22などあります。このラインナップを見ても材料の汎用性が分かるかと思います。
この材料、もう一つ特徴的なのは高精度材という材料製造各社でブランドとして出しているものがあります。板厚や平坦度など精度を高めて、板厚のそのまま状態でも使えるというもので、通常はない傷保障などもあります。材料に傷なんてあったら不味いでしょと思う方もいらっしゃるかと思いますが、結構、これはあるもので、材料によっては、削り出すことが前提なので、傷の保証はしてもらえないものもあります。かといって、乱雑に扱われているかといえばそうでもなく、板材はA7075を除けば保護ビニールが張られています。少しそれてしまいましたが、この高精度材、白銅ですとYH52、日本軽金属ですとハイプレート、神戸製鋼ですとアルハイスというのがあります。
こちらが神戸材の高精度材アルハイスです。
こちらは通常材のアルジェイド(神戸材)
写真をよく見ると三角の矢印が左右にあると思います。これはロール目を示しています。これを基準にして長手ロールか短手ロールを選択して材料を切断しています。弊社では1~3mmまでは日本軽金属の材料、4mm以上は神戸材を使用しています。
四角い板を削って色々なものを作ります。 A5052のアルミ加工のアルミプラス。
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