2004年12月6日月曜日

高精度アルミ板A5052

 こんばんは、お疲れ様です。

 今日はアルミA5052のお話を。

 一般機械加工材として広く使用されているA5052ですが、板材そのままを使用するには少し注意が必要です。一つ目は板厚が不揃い、2つ目は平坦度、3つ目は板の生産時にできる余計な力(残留応力)によるひずみなどがあげられます。JIS規格では板厚の許容幅が広く、また平坦度も同じく広いため、材料屋さんからの入荷材によっては酷く板厚がばらついていたり(±0.2ということも、もちろんJIS範囲内なのですが・・)、平坦度が悪かったりします。

 こうした問題を解決してくれるのが、高精度アルミ板です。各メーカーで呼び名は異なりますが、神戸製鋼のアルハイスIIや滑川軽銅のニューハイプレートなどがあります。

 こうしたアルミ板を使用することによって余分な切削加工(板厚や平坦度の調整)をなくす事が可能です。少し通常のA5052よりも値段は高いですが、余分な切削加工を考えると最終的には安くすることも出来ます。用途としては余計なひずみなどもないのでコンピューターやオーディオ、ロボット部品に最適です。

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